セミリタイア生活を目指す最初の準備とは?

19/08/2019

相談者
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もう仕事辞めたい…。 僕もセミリタイアしたいなぁ

「セミリタイア生活をしたい!」「でも、どうしたらセミリタイアできるんだろう?」という悩みを持っている人のために、セミリタイア生活中の僕の経験談をお話します。

この記事を読むことで、セミリタイアを目指すために、まず何をすれば良いのか、失敗しないためにどうすれば良いのかを解決できるようになります。

セミリタイア生活で失敗しないためには

「セミリタイアしたいけど、途中失敗して人生詰みたくない」と心配になっている人は多いだろうし、僕もその一人でした。

僕の場合は、セミリタイアで失敗した人の要因を分析するところからはじめました。失敗した人と同じことを避ければ、失敗リスクを減らせると思ったからです。

セミリタイア生活失敗の3大要因
  1. 資金不足
  2. 理想と現実のギャップ
  3. 人間関係

1. 資金不足が原因

失敗する人の多くは、資金不足が一番の原因だと思います。

実際に僕の知人でもセミリタイアに失敗した人が2人いますが、彼らの一番の失敗原因は「投資の失敗による資金不足」でした。

セミリタイア直後は投資で順調だったのに、しばらくすると損失を頻繁に出すようになり、更に生活がかかっているプレッシャーから損失を取り返そうと精神的余裕がなくなり、また損失を繰り返し資金不足になるという悪循環の典型的な例です。

その他、セミリタイアで失敗した人達のブログをいくつか読むと、やはり途中で資金不足になってしまい、会社員やフリーターに戻ったという人が多い印象でした。

2. 理想と現実のギャップが原因

直接的な失敗要因にはならないと思いますが、セミリタイアを辞めた理由の一つとして、理想としていたセミリタイア生活と現実の生活がかけ離れ過ぎててショックを受けた。ということもあると思います。

フィリピン セブ島でセミリタイア生活していた僕の知人も言っていました。具体的には、下記のような理想と現実の違いです。

セブ島生活の「理想」
  • 南国のビーチリゾートで、ヤシの木の木漏れ日を浴びながら、ビーチチェアでスローライフ
  • 気候が暖かく空気の澄んだ青い空の下で散歩
  • 近所のおしゃれな西洋レストランでランチ、物価が安いからお得
  • 朝はモーニングビュッフェ、カフェのテラスで今日の予定を立てる
セブ島生活の「現実」
  • 住み始めた頃はビーチ行くけど、慣れてくるとビーチ行くのが面倒だし暑過ぎる
  • 気候は蒸し暑く、交通量も意外と多く空気も汚い。あと街の騒音で落ち着けない
  • おしゃれなレストランは意外に少ないし料金は高い
  • 道沿いは埃っぽいのでテラスでカフェする気分になれない。朝食は自宅でパンが一番楽。でも不味いw

この話は、「あるあるw」ですね。

僕もベトナムのリゾート地 ダナン在住で、リゾートというとセブ島の理想生活のようなイメージがあったんですが、現実は暑すぎて昼間は外出できないし、バイクの騒音がうるさくてストレスになることもあるし、埃っぽくて散歩とか滅多にしませんからね。

3. 人間関係が原因

「嫌いな上司と関わりたくないから仕事辞めた」「面倒くさい人間関係が嫌で今の地を離れた」という理由でセミリタイアを始めたのに、セミリタイア生活でも移住の地でまた同じように「人間関係で面倒くさくなってしまった」という人は意外と多いです。

逆に全く人間関係を作らなかったために、孤独の寂しさに耐えられないという人もいます。それで海外の地で自殺してしまった退職後の日本人お爺さんを知っています。

特に海外での生活となると、日本人同士が独特の村社会を作っていることが多いので、日本にいるときより人間関係に疲れてしまうということもありますからね。

僕は、孤独は好きな方で群れるのが嫌いなタイプなので、在住日本人とは一切関わらないように徹底しています。

 

では、これらの3大失敗をしないためには、どうすれば良いのでしょうか?

理想とするセミリタイア生活を明確化

セミリタイアする方法をネットで検索すると、実際にセミリタイアした人やセミリタイアを目指す人のブログなどで、「副業しましょう」「投資しましょう」「節約しましょう」というように、収入源を増やして支出を減らす常識的なことが中心に書かれているんですよね。

もちろん、「支出減 → 収入増」は基本ですし正しいとは思うんですが、セミリタイアを目指す人が最初に準備することは、支出減→収入増よりも「現実的なセミリタイア生活を明確化」することが重要なんじゃないかなと思います。

なぜなら、セミリタイア失敗の最大要因である資金不足は、現実的ではない曖昧なセミリタイア計画が招くためです。

物価上昇で当初の予定よりも生活費が上がってしまった、予想外の病気や投資の失敗で資金が減ってしまった、セミリタイア後もできそうだった仕事が無くなり収入が減ってしまい、生活困難になってしまった。など計画が狂うことで資金不足になるわけです。

その他、嫌いなことを避けて自由に生きるためにセミリタイアしたのに、また同じような状況で時間や人間関係に縛られてしまったということもあるでしょう。

そういった想定していた自由で楽な生活が現実は違ったということにならないためにも、「現実的なセミリタイア生活を明確化」が必要というわけです。

では、どうしたら現実的なセミリタイア生活を明確化できるのか?について、最初のステップについてお話していきます。

現実的なセミリタイア生活を明確化する為の最初の4項目

  1. なぜ、セミリタイアしたいのか
  2. どんなセミリタイア生活がしたいのか
  3. 誰とセミリタイアしたいのか
  4. どこでセミリタイアしたいのか

つまり、5W1HのWhen(いつ)とHow(どのように)を省いた項目を明確にイメージしてみましょうということです。

When(いつ)については、最初に決めてしまうとWhen(いつ)が優先されてしまい、現実的ではなくなってしまうので後から決めます。How(どのように)についても、最初にすることではないので、あとから決めていきます。

「ちょっと!そういうんじゃなくて、手っ取り早くどうしたらお金稼げるか教えてよ!」

って声も聞こえてきそうですが、自分の目指すセミリタイアでいくらお金が必要なのかをしっかり計算して明確にしないと、セミリタイア途中でお金足らなくなって人生詰んじゃうと思うんですよね。

30代未満で若ければ失敗してもやり直せるんですが、30代以上になるとマジでやり直しのハードルが高くなります。

1. なぜ、セミリタイアしたいのか

セミリタイアしたい人は、きっと何かの理由があり「仕事したくない(楽したい)」または「仕事できない」というのが根底にあると思いますし、僕もその一人でした。

他のセミリタイアしている人たちも、キッカケはそんな気持ちからだったと思います。

では、「なんで仕事したくないのか?」

仕事をしたくない理由を具体的にすることで、セミリタイアした時に同じ状況になることを避けて生活できます。

セミリタイアは、アーリーリタイア(早期リタイア)とは異なり、自由な生活の片手間で収入を得ることが定義ですから、セミリタイア生活中に何かしらの仕事をして、昔の仕事したくないと思った状況と同じになってしまっては意味がないわけです。

僕なら、下記の複数の仕事したくない&仕事できない理由があったためですね。

なんで仕事したくなかったのか?の理由
  1. もともと社交的な性格ではない(人間関係/生活)
  2. 人に指摘されたり意見を言われるのが嫌い(人間関係)
  3. せっかくの一度きりの人生を時間に縛られたくない(生活)
  4. 好きな時間に起きて好きな時間に寝る自由な生活がしたい(生活)
  5. 理不尽なこと言う上司と会いたくない(人間関係)
  6. 自分の性格と合わない人と関わりたくない(人間関係)
  7. サビ残や休出したくない(仕事)
  8. 給料安い、ボーナスでない(仕事)
  9. 飽きやすい性格で仕事が長続きしない(仕事)
  10. パニック障害で長時間拘束されると倒れるときがある(仕事)
  11. うつ病の薬の副作用で突発的にキレることが多くなってしまった(人間関係)
  12. そのため、更に人間関係は悪化して人に会うことが怖くなった(人間関係)
  13. 仕事に行くとストレスで咳が止まらなくなった(人間関係)

理由のカテゴリ分けをすることで、根本的な原因も分かるようになります。

上記13の理由のうち7項目が人間関係、生活が3項目、仕事が4項目となりました。このように原因の比率が分かると、「あぁ、俺は人間関係が一番嫌で仕事したくないんだ。やっぱり一人が好きなんだなぁ」と、様々な問題の中で一番問題となっている原因が分かるようになるわけです。

じゃぁ、これらの状況を繰り返さないで生活するためには、どんなセミリタイア生活がしたいのか?

2. どんなセミリタイア生活がしたいのか

前項の「仕事したくない理由&仕事できない理由」を踏まえた上で、目指したいセミリタイア生活はどんなものかをイメージしてみます。

先程の理由と根本的な原因から嫌なことを避けて生活すればいいわけですから、このイメージは簡単ですよね。更に、カテゴリ別にすると分かりやすくなると思います。

僕の場合なら、下記のようなセミリタイア生活を目指したいと会社員時代に思っていました。

人間関係
  • 人に会うことでストレスになるから、一人でできる仕事をしたい
  • 社交的ではないし人間関係の構築が苦手だから、人に会わない生活をしたい
生活
  • 社交的ではないし人間関係の構築が苦手だから、人に会わない生活をしたい
  • 自由に時間を使いたいから、スケジュールを決めない生活をしたい
仕事
  • 長時間はストレスになるから、1週間の半分くらいの仕事量で仕事して収入を得たい
  • 飽きやすい性格だから、幅広い知識を吸収して活用できる仕事がしたい
  • 短時間の仕事でも、可能であれば大きい収入を得たい

この段階でも、「人に会わない」を軸に「時間に縛られず月の半分くらいの仕事」と、根本的な希望のセミリタイア生活が明確化されましたね。

では続いて、これらの理想のセミリタイア生活は、「だれと?どこで?」したいのでしょう?

3. 誰とセミリタイアしたいのか

一人でセミリタイア生活と結婚してセミリタイア生活では、大きく生活費が異なってくるため、誰とセミリタイアするのかも重要です。

もし、「一人でセミリタイア」と決めて一人分のセミリタイア生活資金しか用意していないのに、結婚して子供もできたらその分生活費は上がるので、資金不足になるのは誰でもわかることでしょう。

そのため、特に20代~30代の男性は、結婚した時のことを想定した方が良いかもしれません。

4. どこでセミリタイアしたいのか

当然ながら、「田舎」か「東京」では、生活費が全く異なるわけです。

だからといって田舎でセミリタイアしたいと安易に考えてしまう人がいますが、田舎は交通の面で超絶不便です。

田舎育ちや田舎暮らしをしたことがある人なら分かると思いますが、どこへ行くにも遠くバスも1時間に1本など交通は不便で、バイク・車が必要不可欠になると思います。

当然、バイクや車を買えば維持費も嵩むので、セミリタイア生活向きとは言えません。

また、人によっては「今後も死ぬまで日本で生活したい」、最近では、 「生活費が安い東南アジアで生活したい」と大きく意見も分かれます。

日本で生活するなら各種税金も含め生活費は高くなりますし、東南アジアで生活するなら全体の生活費は安くなりますが日本のように便利には生活できません。

東南アジアの生活は、20代・30代ならまだ元気ですし世界の食文化にも慣れやすいですが、40代以降の人は現地では高級レストランになる慣れ親しんだ日本食(和食)も食べたくなりますし、病気になれば医療技術も不安になるでしょう。

どっちもメリット・デメリットがあるので、「どこでセミリタイア生活したいのか」は、よく検討してみた方が良いと思います。

セミリタイア生活を明確化する4つの項目のまとめ

さて、ここまでイメージできたところで、4つの項目についてまとめてみましょう。

4つの項目のイメージ例
1. なぜ、セミリタイアしたいのか(理由と問題の原因)
  • 仕事したくない → (なんで?) → 人間関係が嫌。時間に縛られるのが嫌。給料安いから嫌。
2. どんなセミリタイア生活がしたいのか
  • 人に会わない生活がしたい
  • 一人でできる仕事がしたい
  • 毎日好きな時に好きな事ができる生活がしたい
3. 誰とセミリタイアしたいのか
  • 今は一人だけど将来のことを考えて妻と子供一人を想定したい
4. どこでセミリタイアしたいのか
  • 日本は息苦しいから、生活費の安い東南アジアで生活がしたい

ここまで「なぜ、どんな、誰と、どこで」を明確にできたところで、やっとそれらの希望のセミリタイア生活をするために、いくら必要なのか?というところを現実的に明確化していきます。

現実的なセミリタイア生活を明確化するために、ここが一番重要ですね。資金不足にならないように、希望のセミリタイア生活に基づいて必要資金を計算していきます。

長くなってしまうので、今回はここまでです。次回は、「セミリタイアに必要な資金の算出方法」を紹介していきます。

どうすればセミリタイアできるのか?

  1. セミリタイア生活で失敗しないための最初のステップ ← 今ここ
  2. セミリタイアに必要な資金の算出方法
  3. セミリタイア資金を貯める副業リスト
  4. セミリタイア資金を何年で貯められるか